2013.11.27
種類 原料 精米歩合等
純米酒 米、麹 規制なし
特別純米酒 米、麹 60%以下または特別な醸造
吟醸酒 米、麹、醸造用アルコール 60%以下
大吟醸酒 米、麹、醸造用アルコール 50%以下
本醸造酒 米、麹、醸造用アルコール 70%以下
普通醸造酒 米、麹、醸造用アルコール、 規制なし
糖類、調味料
今回作ってもらったお酒は「純米酒」です。日本酒の種類は色々あって「吟醸酒」「大吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」「普通醸造酒」それに「特別純米酒」なんてのもあります。
「日本酒」って何度も言うのは面倒なので「お酒」って言わせて下さい。お酒は、もともと米と水と麹で出来ていたのですが、太平洋戦争の時にお酒不足を解消するために醸造用アルコールを添加することが始まり、その方が儲けが多いのでそれが現在に至っているようですね。
実は上記の中で醸造用アルコールを添加しているのは、「吟醸酒」「大吟醸酒」「本醸造酒」「普通醸造酒」の4種類。と言うか「純米酒」以外は醸造用アルコールを飲んでいるのですね。日本酒を飲んでいるつもりでいたら、ラム酒やバーボンを胃袋に流し込んでいたのでした。
「純米酒」と「特別純米酒」の違いは、「純米酒」には精米歩合についての規制が無いのに対して、「特別純米酒」は精米歩合が60%以下または特別な製造方法を採用していることということです。
その前に精米歩合って何?って疑問に思う人がいるかもしれないので少し説明すると、おコメのまわりにある糠や白米の部分をどのくらい削ったかの割合のことで、たくさん削ってまん丸の球体にした方が、菌の入り方や発酵が良く、雑味の無い味に仕上がるようです。つまり数字が小さいほどたくさん削ってあり、出来上がりのお酒の量は少なくなります。
それで、今回のお米の精米歩合は60%で、ベコニアの花酵母を採用しているので「特別純米酒」と表示しても問題はないのでは?と疑問が生まれますよね。醸造元に聞いてみます。
タイトルの「純米酒」と「大吟醸」ですが、サトウキビやトウモロコシを消費して南米の農家さんを助けたい国際派の人には「大吟醸酒」をお薦めします(笑鴨)。
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